通信教材の比較

こどもちゃれんじとZ会を徹底比較【親が時間取れるかどうかが決めて】

こどもちゃれんじとZ会の二択に絞ったけどここから決めきれない。こどもちゃれんじとZ会は同じ紙媒体での教材だし何か違いはあるのかしら?比較をしてまとめた情報がほしい。

こんな疑問に答えます。

こどもちゃれんじとZ会は実は全然方向性が異なる教材です。そのためなんとなくで教材を決めてしまうと後悔する可能性高。お金はまだいいとして幼児期の貴重な時間が無駄になってしまいます。

そうならないためにも、本記事では人気の幼児教材であるこどもちゃれんじとZ会を比較したものをまとめています。子どもの通信教育をどういったものにするか考えている方向けにお子様の教材選びの参考になればと思います。

運営者には記事作成時に2歳半の息子がおり、現在こどもちゃれんじ会員として受講していますが、今後どのような教育をしていくかにあたり調査しています。

こどもちゃれんじとZ会ならどっちを選ぶ

こどもちゃれんじとZ会どっちが向いているか簡易チェックできる質問項目を作成しました。

質問①おもちゃ・絵本で教材が増えることが許容できない

許容できるわ。子どもを育てる以上、必然的におもちゃが増えていくことが予想されるし、使わないものは棚卸しすればいいもの。

YES→Z会

NO→こどもちゃれんじ

質問②子どもと一緒にワークをこなせる時間的余裕がある

時間はないかも・・・。共働きをしていて毎日忙しいし、ワークをつきっきりでこなさないとダメなら続けていくの難しいかも。

YES→Z会

NO→こどもちゃれんじ

質問③通信教育をするにあたりコストは気にしない

コストはやっぱり気にする。大事なお金だし無駄のない出費をしたいわ。

YES→Z会

NO→こどもちゃれんじ

質問①〜③で二つ以上YESなら『Z会』、そうでないなら『こどもちゃれんじ』を推奨します。Ariesの場合は『こどもちゃれんじ』が向いています。

こどもちゃれんじとZ会の違いを比較

こどもちゃれんじとZ会の特徴をそれぞれ比較していきます。

体験ワークがメインのZ会

✔️体験学習を通じての知的好奇心

✔️親子でのコミュニケーション

ぺあぜっと

▶︎分量:月4回(各回2〜6ページ)

▶︎取り組み時間:1回10〜60分

▶︎取り組み方:親子で休日などに

かんがえるちからワーク

▶︎分量:月24回(各回1〜2ページ)

▶︎取り組み時間:1回5〜10分

▶︎取り組み方:親子で平日などに

Z会最大の特徴は体験型ワーク(ぺあぜっと)があり、一緒になって取り組み親子の触れ合いが楽しむことができます。また、ワークは生き物や工作、実験などがあるので知的好奇心を高めるためにぴったり。

「ぺあぜっと」は副教材で土日などのお休みの日に行い、主教材の「かんがえるちからワーク」は平日にドリルとして取り組むかたちになります。

知育玩具が優秀なこどもちゃれんじ

✔️子どもが楽しく取り組める

✔️遊ぶだけでしっかり賢くなっていく

出典:こどもちゃれんじ

こどもちゃれんじの特徴は知育玩具が優秀なところです。子どもが興味本位で取り組みやすく遊ぶだけでいつの間にか賢くなってるという場面が出てきます。

こどもちゃれんじは見るからに楽しそうです。おもちゃで遊んでいるといつの間にかひらがな・かずを学ぶことができてしまいます。

難易度はこどもちゃれんじのほうが難しい

✔️Z会幼児コースは「知的好奇心」を高めることを重視

✔️こどもちゃれんじは読み書き・計算が早い段階で練習を始める

Z会はコンセプト上、「知的好奇心」を高めることに重視しており、目先の文字の読み書きや数字・計算問題はこどもちゃれんじと比較して簡単です。こどもちゃれんじは生活習慣や挨拶、マナーなど身につけておくべきことをDVD・絵本などで学ぶ方針です。

難しいといっても内容に大きな差があるわけではなく、進む速度がこどもちゃれんじの方が早いというかたちです。

こどもちゃれんじとZ会の基本情報を表で比較

こどもちゃれんじとZ会を表で比較してみます。

基本情報の比較

項目こどもちゃれんじZ会幼児コース
月額料金1,980円
12ヶ月一括払
1,870円〜2,431円
12ヶ月一括払
教材内容絵本、おもちゃ、DVD、ワークワーク、ドリル
対象年齢0歳から6歳年少〜年長
難易度標準基礎
継続のしやすさ親子ともに継続しやすい親が大変
特徴おもちゃ中心で学ぶ
生活習慣やマナーが身につく
親の協力は少なめ
教材がシンプル
体験型ワーク中心で学ぶ
親の協力が必須
オプション教材こどもちゃれんじプラス
こどもちゃれんじEnglish
なし

コストがZ会だとばらつきがあってこどもちゃれんじより安い金額から高い金額まであるわ。

Z会は学年があがるにつれて金額が高くなり、3年間をトータルするとこどもちゃれんじの方が安くなります。ちなみにこの差分金額をこどもちゃれんじのオプション教材をつけると大体同じくらいになるわね。

学習内容の比較

学習内容こどもちゃれんじZ会幼児コース
ことばひらがな
カタカナ
漢字の基礎
文章問題
ひらがな
カタカナ
漢字の基礎
文章問題
すうじ足し算
引き算
時計
文章問題
足し算
引き算
時計
文章問題
かたち図形図形
せいかつ生活習慣やマナー
入学準備
入学準備

難易度の説明であったとおりで内容差はあまりないのね。

この表だと厳密には全てを網羅しきれないのですが、イメージとして大きく内容差はないですね。

こどもちゃれんじとZ会のデメリットを比較

どちらも魅力的な教材ですが、その特性上デメリットは必ず出てきますので教材選びの際に抑えておくことはとても大事です。

こどもちゃれんじのデメリット

✔️おもちゃの片付けが大変

✔️机に向かう経験が少ない

『おもちゃメインで楽しく学習しましょう』というコンセプトがあるので片付けが大変になるのはしょうがないといったところ。また、机にかじり付いて勉強するというわけでもないので必然的に机に向かって勉強する経験が少なくなるのかなと思います。

しかし、デメリットらしいデメリットではなく、子ども目線では「面白い!楽しい!」といった良いことしかないので後は親の問題です。

毎日の後片付けも子どもに練習させてみようかしら。机に向かう経験は幼児の頃なんて正直無理よ。遊びたがりだしそこは気にしないことにする。

Z会のデメリット

✔️体験型のワークが大変

✔️やる気を引き出す手間が必要

✔️コスパがこどもちゃれんじと比較して悪い

Z会のデメリットは諸刃の剣とも呼べる「体験型ワーク」です。実験・工作・料理など一緒にやってあげる環境や時間的余裕を確保することが大変。確かに一緒にできてハマると最高に楽しいのですが、配偶者が育児に非協力的でワンオペだったりするとさらに親のハードルが高くなります。

また、教材が紙メインでシンプルですので、子ども目線では「つまらない」と感じることもあるかも。そのため、ワクワクして取り組ませる工夫が必要かもしれません。

「ぺあぜっと」を親子でゆとりをもってできる環境作りができれば最高の教材ね。

そのためには家族のコミュニケーションが必須になると思います。パパだけ、ママだけ育児に関与していると家事・仕事のバランスが崩れてかなり継続がきつくなります。

こどもちゃれんじとZ会のメリットを比較

メリットを比較します。それぞれ特徴がはっきりと分かれているので家庭のライフスタイルと子どもの性格を考慮して確認していくことが大切。

こどもちゃれんじのメリット

✔️DVDやおもちゃで子どもが自ら取り組む

✔️楽しく勉強に取り組んでくれる

こどもちゃれんじはDVD・おもちゃが豊富なので親目線でも楽だし、子ども目線でも『たくさん楽しいものがくる!』と親子共に無理することがない教材です。マナーを守ることの大切さなど生活習慣もサポートできるし、親向けの冊子も充実しているので安心感がすごいです。

子どもはもちろん、親の手間があまりかからないというのが魅力的だわ。まずは楽しく継続することが大事だと思うし。

忘れてはならないのは問合せサポートが充実しているかも重要。こどもちゃれんじでは土日も21時まで電話がつながるから忙しい家庭でも安心よ。

Z会のメリット

✔️教材の量が最小限

✔️親子でコミュニケーションが増える

Z会は「体験型ワーク」を通じて親子の触れ合う時間が増える。そして子どもだけではなく親も一緒に成長できるというメリットがあります。腰をすわえてワークに取り組む時間が取れるならZ会がおすすめです。

ワークの難易度が変わらないならそれ以外の部分で勝負するしかないわね。「ぺあぜっと」が差別化できる部分だけど時間が取れるかというのが鍵。

そうですね。他にはコストという面もあります。年少ならZ会の方がコスパが良いですが年中からはこどもちゃれんじに軍配が上がります。

運営者はこどもちゃれんじを推します

以上のことを踏まえて、運営者はZ会よりこどもちゃれんじを推しています。

ワークを一緒に取り組むことがだんだんしんどくなってきそう

「ワークの取り組みが親も一緒に行う事が前提になっている」ので時間が取れそうにないという家庭が多いのかなと思ったりしています。今の世の中共働きでママもパパもフルタイムで働き、忙しい合間を縫って家事をしています。そんな中育児それも一緒に体験型のタイプを取り組むって結構ハードルが高い。仕事・家事疲れでくたくたになってストレスが溜まりイライラしながらやるとそれこそ本末転倒。

こどもちゃれんじではDVDやおもちゃがついており、子どもが自発的に勉強に取り組むようになるため、親の手間がZ会ほどかからないので、こどもちゃれんじのほうが長い目でみると子どもだけじゃなく親も継続ができるのかなと。

何度も繰り返しになりますが『継続できるか』ということが全てです。どんなに素晴らしい教材でも楽しくなかったり、難しすぎたり、大変だったりで継続できなければ意味がありません。

子どもをやる気にさせる力が強いのはこどもちゃれんじ

「教材の違い」として知育玩具が大ボリューミーなのはこどもちゃれんじ。DVDや付録もあり楽しく学ぶことが前提となっています。教材で学ぶ内容以前の問題で「取り組んでくれるのか?」をかなり強く見ています。

コストを少しでも安くしたい

こどもちゃれんじとZ会ではコストがこどもちゃれんじのほうが安くZ会は年中・年長と歳を重ねるほど高くなっていきます。最終的には500円ほどの差になるのでこの差は結構でかいと感じています。

また、こどもちゃれんじの教材はメルカリ・ラクマで良い値段で売ることができるので子どもが興味を示さなくて全然使っていない知育玩具なんてものはすぐに買い手がつきます。そのため、実質的にはさらに安くなります。

Z会も売れなくはないですが、紙教材で基本的にシンプルなものが多いので書き込みをしてしまうと売ることができません。本当に新品未使用のみとかになってしまうので敷居が高いです。

子どもがやらなかった教材は売りに出せばさらにコスパが良くなるわ。育児にかかるお金は莫大だから、こういったリサイクルできる要素は重要かも・・・。

考え方によってはZ会と比べて500円ほど安くなるのでその金額差でオプション教材を追加するっていうのもアリですね。

まとめ

✔️DVDやおもちゃで子どもが自ら取り組む

✔️楽しく勉強に取り組んでくれる

上記に当てはまる場合はこどもちゃれんじの方がぴったり。

✔️教材の量が最小限

✔️親子でコミュニケーションの量が増える

上記に当てはまる場合はZ会の方が合っています。

Ariesの場合だとコストと親が「ぺあぜっと」に取り組む時間がなさそうだから「こどもちゃれんじ」にするわ。

どちらも素晴らしい教材なので家庭状況に応じて選択することがベスト。幼児教育はやってプラスになることはあってもマイナスになることはありません。やればやるだけプラスです。

最近ではコロナウィルスの影響もあり家庭で学べる通信教育がアツい。みんなやっているのに「自分の子だけが取り残されてしまう」なんてことにならないように子どもにあったぴったりの教材を見つけてあげることが大切です。