業界紹介と就活

【業界紹介】通信建設業界の性格適正を解説

✔️通信建設業界に向いているタイプが知りたい

✔️通信建設業界に向いていないタイプが知りたい

✔️自分が通信建設業界に向いているタイプなのかを知りたい

そんな疑問に答えます。

運営者が通信建設業界に勤めた経験談をもとに「通信建設業界」ってこんな業界だよということを紹介します。

この記事では元請視点での「通信建設業界」の「性格適正」についてまとめています。

※記事を作成するにあたり、一般的に公開されている情報を元に作成を行っており、情報元については各種、出典やリンクを結んでいますが万が一企業の守秘義務には違反する情報があれば修正いたしますのでご連絡下さい。

性格適正の重要性

超重要です。どんなに「給料」が良くても、「労働環境」が良くても、自分に職場があわなかったらしんどいです。給料・労働時間・人間関係が上手くいかない場合、その職場から離れた方がいいと考えています。メンタルをやられてしまい鬱になる可能性が高くなるからです。

通信建設業は若年層は「金」・「労働時間」が危険水準に足を踏み込みつつあるので、人間関係が悪い場合は3つともだめになる可能性が高くなります。そのため、事前にどんな性格がこの通信建設業界に向いているタイプなのかを知っておくことは大切です。

通信建設業界における向いているタイプ

✔️細かい作業が好きな人

✔️人間関係を構築するのが上手な人

✔️ダメなことはダメと言える人

✔️嫌われることを気にしない人

✔️大枠を把握することが得意な人

✔️定められたルールを厳格に守れる人

✔️ネガティブな人

上記のタイプが通信建設業界に向いています。これらをまとめると3つに挙げられます。それぞれを掘り下げてみましよう。

細かい作業が好きな人

✔️お金の計算

✔️写真整理

✔️工程進捗管理

案件準備や段取りをする際、細かな部分まで考慮しトラブルが起きないように気を回す必要があります。実行予算作成や見積もり作成、工事進捗管理などの管理業務はもちろんですが現場作業において技術的にもチマチマした作業が得意な人が好まれます。

施工管理業務は主に段取り及び指示出しですが、現場の技術も職人レベルとはいかないまでにも一通りは理解と作業ができるようにしておく必要があります。

人間関係を構築するのが上手な人

✔️客先

✔️二次請け

✔️社内

現場では様々な年齢層の方がいるので、コミュニケーションを上手くとっていく必要があります。

特に二次請けの作業責任者、作業員、職人などは現場作業をされるので認識を合わせてよく話をして信頼関係を構築することがマストです。

仲良くなっていくと、「報告」、「連絡」、「相談」をしやすい雰囲気になり、ちょっとしたことでも提案をしてくれたり「ここまずいんじゃないの?」といったところをエスカレーションをくれたり、現場調整のお願いをしやすくなるので仕事がやりやすくなります。

ダメなことはダメと言える人

作業を指示する立場になるので作業員が危険行動、作業が誤った方向に動いているとき、それを察知して注意することも必要になります。

はっきりとダメなことはダメと具体的に指示を出せないと現場が混乱します。このときは難しい言葉は使わず簡単で誰でもわかる言葉を使いましょう。

ダメな指示です。現場はなにをどのように、いつまでに、どうすればいいか、わからないので察することしかできません。5W1Hを意識してはっきりと指示する必要があります。

✔️Who(だれが)

✔️When(いつ)

✔️Where(どこで)

✔️What(なにを)

✔️Why(なぜ)

✔️How(どのように)

また、作業員に下手に出過ぎると舐められてしまい現場が緩むので適度に厳しくするなど対応を考える必要があります。

嫌われることを気にしない人

人は誰しも失敗をする生き物なのであまり気にしないメンタル、嫌われてもいいやくらいのメンタルが必要で人の顔色を伺い指示が出せない場合は現場が崩壊します。

特に作業責任者、作業員からして嫌なのは「疑問を投げかけ宝探しをさせること」と「はっきりしない言動(YESともNOともとれる)をする」ことです。これらは作業者目線では判断して指示出すことがお前の仕事だろとなります。

大枠を把握することが得意な人

案件がひとつであれば細かな部分まで把握するだけの余力がありますが複数の案件を持つと、その全ての詳細を全て把握することが当然難しくなります。

特にFTTHなどの個人向けサービスやサービス総合工事などの単価工事関係は案件数が多すぎてひとつひとつを細かく見れる余裕なんてありません

そのため、重要なポイントを絞って押さえる要領の良さが求められます。大枠をざっくり把握して指示が出せると行き当たりばったりの指示を出すことも少なくなります。

定められたルールを厳格に守れる人

建設業は事故防止と品質担保のため、ルールをガチガチに設けています。そのルールを自分はもちろん、作業員に守らせることができる方が向いています。

レベルの高い管理者はルールを守らせることだけでは終わらず「どうやったらルールを守らない人間が出てこないようにするか?」など一歩踏み込んだ視点で対策を考えたりします。

定められたルールをそのまま鵜呑みにするのではなく「なぜ?」と思える力は品質の分析や工程管理などの改善にも多いに役立ちます。

ネガティブな人

あらゆる事態を想定して現場を進めていくので、その準備ができるほどネガティブな人は向いています。ポジティブな考えでイケイケどんどんするタイプはリスクから目を背けてしまう可能性が高いので要注意。

例1:資材搬入をするときにカラーコーンとトラバーで作業区画を明示するだけではなく、監視員を設けて第三者が入ってきても止めることができる体制を作る。

例2:現場に掲示される緊急連絡体制にあらかじめ全ての連絡先に繋がるかどうかの確認の連絡を入れる。

まとめ

ひとつでも当てはまるとこの業界でやっていけます。ちなみにルールを作る、運用を構築したいとなると通信建設業界では現実的には厳しいので通信キャリア側に転職することをおすすめします。

補足:通信建設業界を知るための本の紹介

通信業界の業界用語や動向が書かれている本です。NTTや総務省の情報ソースでトラフィック量の今後だったり、FTTH、MVNOなど固定通信、移動通信問わず、ざっくり通信業界の動きがわかるのでおすすめ。

通信キャリア向けですが、通信キャリアの動きを知るとそれに付随して工事が発注され動くのでしっておいて損はないです。