電気通信主任技術者でよくある悩みの一つ、専門科目はどれを選択すべきなのか?です。選択を間違えると、勉強は捗らないし楽しくもない。
自分が選択した科目で一回受験してみて「これやっぱり合わない」となって専門科目を選択しなおししたり「一回選んだからには意地でもこれをやり続けるぞ」と考えてしまい、苦手な科目を勉強し続けてしまうなんてこともあります。
これって結構精神的にきついしなにより時間がもったいないですよね。時は金なりですし。そんな中、電気通信主任技術者を取得している運営者が専門科目の選択について自分の経験談を紹介したいと思います。
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電気通信主任技術者の専門科目を選ぶ考え方
- 自分のスキルから考える
- 過去問を解いて考える
- とっつきやすい参考書があるかどうか
- 資格取得したあとのことを考える
ざっくり分類すると上記のとおりです。
実務経験があるならそこに近い分野の専門科目を選択すべきですが、大抵そうでなかったりします。
そんなときはまず、過去問と解いてボコボコにされてみましょう。
自分のスキルから考えてみる
実務経験などから選択科目を選ぶという考え方です。
例えば、現場で伝送設備関係の実務経験があるなら、専門の選択は「伝送」にしたほうがとっつきやすいし他の資格で情報系の資格、基本情報や応用情報などを取得している、または取得を目指しているのであれば「データ通信」を選択することが良いと思います。
なんで、実務経験があるものを選択するかというとシンプルに理解がしやすいからです。
過去問を解いて考える
実務経験があるけど、複数の科目にまたがって絞り切れないときのパターンもあると思います。
そういうときは実際に過去問を解いてみることが一番です。選択する候補の専門科目の過去問を解くことで雰囲気がなんとなくわかってきます。
「知らない知識がたくさんある」、「この問題は実務でやっているから簡単だ」というのがあるはずですので、すこしでも自分にやりやすい専門科目を選ぶことが大切。
ちなみに実務経験がない場合は、過去問に挑むととりあえずボコボコにされてヘコむと思いますが、気にしたら負けです。
運営者も始めは15点くらいの得点で合格できる気がしませんでしたが、そこから勉強して、資格取得していますのでまったく問題ありません。
とっつきやすい参考書があるかどうか
専門科目を仮決めして勉強計画を立てます。
そこで必ず必要となってくるのが参考書です。電気通信主任技術者の専門科目は有効な参考書が存在せず、個人ブログで過去問をまとめたりググったりして知識を蓄えたりすることが多いです。
これは、参考書の良し悪しではなく、参考書自体が「ない」のです。
しかし、初学者などで資格試験なのに参考書など買わず、ググって勉強というのは無理ゲー。知識体系がないとほんとにこのググった情報は正しいの?と疑いをかけてしまいますし、心がもやもやしてしまうのでメンタル的にも良くないです。
少しでも勉強をしやすい環境となると「データ通信」>「伝送」=「交換」=「無線」>「通信電力」の順番になります。
資格取得したあとのことを考える
電気通信主任技術者を取得したあとは大体、他の資格取得も見据えていることが多いです。
というのも、電気通信主任技術者を取得するような方は資格を取ることが好きな方か教養深い方のどちらかのパターンが当てはまります。そうでもしないとこの資格合格難しいですし・・・。
次の目標資格の例
✔️第一級陸上無線技術士
✔️ネットワークスペシャリスト
✔️応用情報技術者
✔️電気主任技術者
このあたりで特に第一級陸上無線技術士とネットワークスペシャリストが多いと思います。
となってくると、データ通信を選択しておくと出題範囲がかぶる部分があるので、次につなげやすいです。
まとめ:専門科目は「データ通信」が無難
まとめるととっつきやすさや今後の資格取得計画を考えると「データ通信」を選択することが無難です。
もちろん過去問を解いてみて、難しいと感じる場合は別の科目を選択することをおすすめします。
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